一つになる記憶～二つの人格に翻弄されて～ 

◤STORY◢

道を歩いていたところ、前から走ってきた男性に路地に連れ込まれてしまうあなた。

突然の事で困惑していると、彼は｢ごめん。少しの間、俺を隠して」とあなたにお願いをする…。

そこでふと目に入ったのは、入院着のような服。

「何から逃げているのか？」

「どこから来たのか？」

質問を重ねると、病院にいた事以外何も覚えていない事が発覚。

そんな彼との同居生活が始まるのだが…。

◤CHARACTER◢

●主人格→井ノ原　凌也（いのはら　りょうや）

年齢：25　 誕生日：1/25

身長：176cm 体重：57kg

好きな食べ物：塩おにぎり

 

小さい頃から病気がちで入退院を繰り返していた凌也は、検査と治療の日々を過ごしていた。

凌也が6歳の頃、入院施設の柵の外側で何かを探している少女（12歳）に出会う。

徐々に仲良くなり、その少女と度々遊んでいた凌也は、次第に少女に惹かれていった。

しかし凌也の転院が決まったことから、彼女とは離れ離れになってしまう。

 

治療を終え退院しても、数年に一度は病院へ戻ることを繰り返していた凌也。

ある日、記憶が抜け落ちている事に気がつき、自分が別の人格を持っているのではと思い至る。

凌也の変化に医師達も気付き、今まで入院していた施設ではなく、別の施設に移り、人格を統合する治療が始まった。

しかし、その治療はとてもつらいもので、凌也は次第に内に籠るようになる…。

 

●交代人格→兄（けい）（38）

 

小さい頃から入退院を繰り返していた凌也にとって、検査や治療は耐え難い苦痛だった。

いつしか凌也は、この苦しい日々から逃げ出すために、もう一つの人格・兄（けい）という存在を作り出す。

この交代人格は幼少期より存在していて、あなたと初めて会った当時も存在しており、その時の主人格の恋心にも気が付いている。

 

検査や治療の度に兄に代わる頻度が増えていき、やがて兄は主人格の凌也の為に苦痛全てを受け持つようになる。

統合治療が始まり２か月ほど経った頃、兄はこのままでは凌也を苦しみから解放するどころか、凌也の人格が消えてしまうと恐れ、

病院を抜け出した。

 

●あなた

 

おばあちゃん子だったあなたは、幼い頃に貰ったネックレスを今でも大切に身に着けている。

そのネックレスを大切にするあまり、以前付き合っていた彼には、自分のものより大切にするなと捨てられそうになってしまう。

それが原因で揉めてしまったことから、彼とは別れ、以来、恋人はいない。

友人には幾度となく恋人を作るように言われているが、特に興味も湧かず、好きという気持ちを見つけられないまま

仕事中心の生活を送ってきた。

そんなあなたの前に偶然凌也が現れたことにより、運命が変わっていく…。